エゴマはシソ科に属す植物で、まさにシソにそっくりな花と葉です。
種をゴマのように炒って使ったり、搾って油にしたりできる他、葉も野菜として利用できます。日本では縄文時代から栽培されていたそうで、江戸時代に菜種油が普及するまでは、油といえばエゴマ油(シソ油)だったそうです。
韓国では今でも栽培が盛んで、葉で肉を包んだり、キムチに混ぜたりして利用しているそうです。
ここ日高は、もともと朝鮮半島とのゆかりのあるところです。この土地で、エゴマの栽培を広めていくことは、食とエネルギーの自給ということに加え、歴史的、文化的側面からもおもしろいのではないかと考えています。
芽が出始めたころは雑草に埋もれて負けそうでしたが、頼りになるくるくるメンバーのお陰で無事に成長しています
作業を見守りに来てくれた柴ワンコと記念撮影♪
梅雨の晴れ間を縫って、くるくる畑の作業をしています
草刈り⇒三角クワで溝をつける⇒種を筋蒔き⇒土をかける と役割分担してさくさく作業。
写真撮り損ねましたが、途中からセキレイが一羽参加してきて、ひとの後をついて歩いてエサを探していました。
種をねらっているのか?! と思ったら虫をくわえていたので掘り起こした土の中を狙っていたようです。
福島県の「日本エゴマの会ふくしま」さんに搾油をお願いして、生搾りおよび焙煎搾りのエゴマ油がついにできました!ラベルはくるくるねっとのメンバーの子ども作です。
日高くるくるねっとで栽培しているエゴマの収穫が先週の木曜日から始まりました。
葉が黄色く色付き、ほとんどが枯れ落ち、穂が茶色くなった頃が収穫適期。晴れた日中に刈り取ろうとすると、刈り取る時の衝撃でエゴマがはじけ飛んでしまうので、朝露のついている間に収穫をします。
今日はうっすらと霜が降りる寒い朝でしたが、おひさまが出てくるとぐんぐん気温上昇。ぽかぽか陽気でした。刈り取ったエゴマをブルーシートに広げ、朝露が乾いた後、一次脱穀をします。脱穀の仕方はいろいろあるようですが、今のところはエゴマをビールケースに叩きつける方法で行っています。脱穀したエゴマをざっと篩(ふるい)と唐箕(とうみ)にかけて乾燥させます。脱穀したばかりのエゴマの中にはいろんな虫さんがいっぱいいますが、おひさまに当てるといつのまにかいなくなっています。
この後エゴマを洗って、もう一度干すと食べたり搾油したりできる状態になります。
収穫はこれから、まだまだ続きます。