食やエネルギーの地域自給・循環を目指し、毎月最終日曜日に、勉強会を行っています。全国各地の、先進的な取り組みを行っている方に講師をお願いし、一人一人にできること、地域でできることを考えています。
次回勉強会のお知らせです。
勉強会にも講師として来て頂いた、小川町の桜井薫さんをお招きし、ソーラーパネルの手作り講習会を開催します。自然エネルギーが増えることは望ましいことですが、エネルギーを無自覚に浪費する社会を改めなければ意味がない、と桜井さんは言います。ソーラーパネルを手作りすること。それが市民の手にエネルギーを取り戻す、第一歩です。
日時:2012/6/16(土)9:30-16:00
講師:国際NGOソーラーネット 代表 桜井 薫さん
参加費:2,000円(小学生以下無料/保護者同伴)
場所:飯能市南高麗福祉センター
持ち物:お昼ご飯(1品持ち寄り)工作できる服装
参加申込・お問合せ:日高くるくるねっと・市民共同発電所プロジェクト
長谷川(TEL:042-978-7277, E-mail:hasegawa[アットマーク]piyo.org)
長野県飯田市で、市民からの出資で太陽光発電システムの普及を進めている会社があります。これまでに設置した太陽光発電の数162か所、設置容量は合計1,281kWに上ります。一人一人の力は小さいけれど、みんなの力が集まれば大きな力となることを示してくれます。
「借家だから」「日照条件が悪いから」「マンションだから」「転勤が多いから」などの理由で、自宅にはパネルを付けられない方も多いと思います。それなら出資をすることで、自然エネルギーの普及を進めていきませんか?ということを、この会社では提案しています。出資ですから、計画通りに発電できれば、少しの利子が上乗せされて返ってくる、というおまけつき。
この事業を進める、おひさまエネルギーファンド株式会社共同代表の原 亮弘さんをお招きして、お話を伺います。飯能・日高エリアでも、このような事業が実現できないか、一緒に考えてみませんか?
日時:2012/7/7(土)14:00-16:00
講師:おひさまエネルギーファンド株式会社共同代表 原 亮弘さん
参加費:200円
場所:飯能市南高麗福祉センター
参加申込・お問合せ:日高くるくるねっと・市民共同発電所プロジェクト
長谷川(TEL:042-978-7277, E-mail:hasegawa[アットマーク]piyo.org)
以下はこれまでの勉強会の概要と資料です。
自然エネルギーって何だろう?どんな可能性があるんだろう?私たちに何ができるだろう?自然エネルギーに関する入門講座。みんなの疑問にワーカーズコープエコテックの宮下洋一郎さんがお答え下さいました。
地域でのエネルギー自給の実例として、1999年から茅ヶ崎市でエネルギーの「茅産茅消」を目指して活動をしているちがさき自然エネルギーネットワーク(REN)の上野ひろみさんに、活動内容や市民共同発電所の設置についてのお話を伺いました。
ひとまかせにしてきてしまったエネルギー生産を、自分たちの手に、そして地域の中に取り戻すべく、1990年から手作り太陽光パネルを国内外に普及してこられた小川町の桜井薫さん(国際NGOソーラーネット代表)をお招きし、桜井さんのこれまでの活動、震災後の被災地支援の取り組みについてお話を伺いました。
埼玉県内で、多くの市民の寄付によって、市民共同発電所の設置に取り組んでいる、埼玉お日さまクラブの脇坂純一さんをお招きし、市民共同発電所の意義と具体的な進め方について、お話を伺いました。
休耕地を利用して菜の花を栽培し、菜種油を生産。食用にした後、廃食油を回収し、廃油石けんやバイオディーゼル燃料に再加工。そんな取り組みを10年も前から行っている、坂戸市のNPO菜の花エコプロジェクト埼玉の榊原京子さんからお話を伺いました。
秩父市にある吉田元気村は、コテージやキャンプ場、炊事施設、体育館などがある、自然体験施設。その中に間伐材をガス化して電気と温水を作り出す元気村発電所や、
30kWの太陽光発電システム、給食や家庭から出るてんぷら油を回収してバイオディー
ゼルを作る施設などがあり、経済産業省の新エネ百選に埼玉県から2ヵ所選ばれ
た内の1つになっています。http://www.city.chichibu.lg.jp/menu1480.html
秩父市は「環境立市」ということを前面に打ち出しており、環境立志推進課の大野輝尚さんから、吉田元気村の様々な取り組みと合わせて、秩父市の熱い志を学ばせて頂きました。
埼玉県小川町で、住民・NPO・行政の協働により、バイオガス技術を利用して生ごみを資源化し、煮炊きに使えるガスと良質の液体肥料を作り出す活動を進める、NPOふうどの取り組みについて、桑原衛さんにお話を伺いました。
震災後いち早く、停電となった避難所にソーラーパネルを設置して明かりを灯したり、木質バイオマスを利用して、お風呂を提供したりという活動をしてこられた「つながりぬくもりプロジェクト」。被災地での復興計画の中に「自然エネルギーの活用」を織り込んでいくべく、地方自治体や協力企業と共に活動している現状について、小川町の桜井薫さんにお話を伺いました。
福島県塙町で農業を営む四季彩菜工房の吉田さんに、福島の農業、暮らしの現状、そしてこれからの展望についてのお話を伺いました。