応援団体・つながり

①岩手県遠野市 遠野まごころネット 伊勢崎さん

遠野まごころネットは被災した岩手県沿岸部(大槌町、釜石、陸前高田、南三陸等)の被災者を支援するため、遠野市民を中心として結成されたボランティア団体です。震災直後は大規模な緊急支援を行い、その後は自然と共存する持続可能な里として復興すべく、遠野まごころネットのビジョンを策定しました。

瓦礫がほぼ撤去された201210月現在、被災地の方の暮らし再建のためのお手伝いや様々なイベントを通して、全国から被災地に人を送り続けています。

立ち上げ当初からのスタッフ、伊勢崎さんは、16代続く農家として「ササシグレ」というササニシキの親品種を無農薬・無肥料で育てる傍ら、被災した方々に種を届ける「まごころだね」プロジェクトや、コミュニティ復興に向けての「まごころ百姓隊」プロジェクトなどを行っています。

東北応援隊では、昨年の高麗郷チャリティバザールでの伊勢崎さんのお米の販売や、第4次ボランティアツアーにて、仮設住宅に住む方々の菜園用種蒔きワークショップと、種の交換会に参加しました。

東京事務局では、現地の情報やオリジナルグッズも紹介されています。

☆遠野まごころネットHP http://tonomagokoro.net/

②岩手県陸前高田市 あすなろホーム

応援品目:イサダフレーク、藻塩

一般の事業所で雇用されることが困難な方々約30名が利用している福祉作業施設です。深刻な被害のあった陸前高田において、あすなろホームは高台にあり津波の被害は免れました。直面した問題は、商品の販売先がすべてなくなったことと、あすなろホームの利用者が住むグループホームがすべて陸前高田市内からなくなってしまったことでした。

目玉商品のイサダフレークは、201135日~311日までに水揚げされ、さらに津波の被害をまぬがれた貴重なオキアミを乾燥させたものです。あすなろホームさんがつながりのある会社さんから仕入れ、施設の利用者さんが袋詰め・ラベル貼りを行っています。

津波で流されてしまったグループホーム再建として、「Sunsunグループホームプロジェクト」が始まりました。環境に調和し、停電などにも強く、障がい者の方々が将来にわたって安心して住めるモデルとなるグループホームを計画中です。

SunsunグループホームプロジェクトHP http://www.sunsunproject.org/

③宮城県石巻市 復興支援チーム リオグランデ

応援品目:名振のマザーミサンガ、ストラップ、箸袋など

自然学校や環境教育を行う全国各地の団体から結成された「RQ市民災害救援センター」の旧河北支部。震災後、全国から集まるボランティアをとりまとめ、石巻市全域で要請を受けた場所にて、泥出し、漁具の改修、瓦礫撤去、子どものケアなどを行いました。RQとしては異例の9カ月にわたる「緊急支援」を昨年11月に終え、今は「復興支援チーム リオグランデ(スペイン語で大きな川)」として活動しています。

大きな犠牲が報道された大川小学校。「リオグランデ」は、この大川小学校のある地区の子どもたちの為の活動も行っています。RQ河北で行ってきた子どもたちの勉強会、週末の自然体験活動、子どもたちや地域の人の楽しみの場として、様々なワークショップなどをおこなっています。また雄勝町内仮設住宅での支援活動も継続中。

東北応援隊では、これまでにRQ河北へ計6回の訪問をしてきました。主にガレキ撤去のボランティア活動でしたが、これから現地のワークショップやアウトドアイベントにも参加していきたいと思っています。

また、「RQ河北」が支援してきた雄勝町名振地区の女性が、復興への願いを込めて編んだ「絆のミサンガ」を販売中!

☆復興支援チーム リオグランデブログ http://blog.canpan.info/riogrande/

④宮城県大崎市 海の手山の手ネットワーク

応援品目:よっちゃんなんばん、梅干し、新聞バッグ、福幸てぬぐい

宮城県大崎市にある海の手山の手ネットワークは、よっちゃん農場高橋博之さん、佐藤農場佐藤宗一さん、曾木農場曾木玲子さんらが中心となり、南三陸町から大崎市に避難してこられている方々の支援、仕事作りに取り組んでいます。

大崎市には鳴子温泉という東北有数の温泉地があり、震災後、南三陸町から避難された方々約1000名を受け入れました。海の手山の手ネットワークは、この方々に何ができるかを考えることからスタートしました。支援物資に頼るのではなく、自分の力で働き、自立していきたい、という避難所の方々と、農産加工品を共に作り販売すること、また、講習を受けての新聞バッグの生産にも取り組んでいます。

昨年10月には、高麗の郷での「あいあいまつり」への「東北応援隊」出店に合わせ、海の手山の手のメンバーにお越しいただき、お話を伺いました。また2012年夏には、こちらのメンバーが現地を訪問し、被災地の今の状況や、新聞バッグづくりについてのお話を伺いました。

☆海の手山の手ネットワークHP http://uminote-yamanote.net/index.html

⑤宮城県仙台市 仙台つどいの家

仙台市内の住宅街にある福祉施設。日高市のNPO法人ぶどうの樹さんの呼びかけにより、日用品の物資支援を行ったことがきっかけで、昨年5月の買い出しツアーにて訪問し商品をいただき、昨年の高麗郷チャリティバザールにて販売しました。

地震により崩壊した建物の再建がままならず、長い間グループごとに他所に分かれ活動していらっしゃり、昨年12月にやっと仮設施設ができたそうです。

⑥つながり・ぬくもりプロジェクト

震災直後から現地入りし、ライフラインの途絶えてしまった避難所や公共の施設、個人宅に自然エネルギー(主に「太陽光発電システム」「太陽熱温水器」「薪かまど・ボイラー」の設置による電気、お湯、お風呂の提供)を支援している団体です。現在の復興支援として、各自治体や企業とともに、地域での自然エネルギー産業の形成までを視野に入れて活動をしています。

プロジェクトを構成するのは、自然エネルギーを基盤とする持続可能な社会づくりをめざす団体や企業で、それぞれの被災地とのつながりや草の根ネットワークを活かし、支援活動を続けています。

これからの設置予定件数は22件で、全国からの寄付が減っている今、一か所でも多く設置できるように皆さんからの支援が必要とのことです。

日高では、太陽光発電パイオニアである小川町の桜井薫さんをお招きして、被災地の現状のお話会やソーラーパネルワークショップを行っていただきました。

☆つながり・ぬくもりプロジェクトHP http://tsunagari-nukumori.jp/

⑦アニマルフレンズ新潟

アニマルフレンズ新潟は、見捨てられた動物たちに必要な手当てを施し、社会性を養い、新しい終の棲家を探す活動をしている新潟の団体です。震災以降、被災地のペットの引き取りと世話もしています。わざわざ被災地にペットを捨てに来る心無い人もいて、可哀想な動物の数は一向に減らないとのことです。協力方法はボランティア・寄付金・物資援助などがありますが、急がれるのは里親さんを探すことだそうです。

東北応援隊では、アニマルフレンズ新潟と繋がりを持つメンバーの提案により、ペット用のタオル、支援金寄付を行いました。また10月の「あいあいまつり」において、日高市社協さんにご協力をいただき、日高市民からのタオル寄付を募りました。

☆アニマルフレンズ新潟HP http://www.afniigata.org/japanese/

⑧四季彩菜工房 吉田さん

応援品目:玄米、白米、玄米餅、パンなど

福島県塙町で農業を営む吉田さんは、一貫して無農薬でのお米作りに取り組んできました。また体験型の農家民宿、WWOOFの受け入れ、グリーンツーリズム等を通じて、私たちが守るべき自然や暮らし、食べることの大切さを発信してこられた方です。

原発事故は足元の福島県で起こりましたが、塙町は茨城との県境に位置し、東の阿武隈山系と西の八溝山系に挟まれているため、偶然にも放射線量は関東と変わらないレベルでした。お米の検査結果も不検出(検出限界1bq/kg)。しかし、それでも福島というだけで避けられてしまう現状が今の日本にあります。

東北応援隊が活動している「日高くるくるねっと」の勉強会(2012429日)にお越しいただき、福島の農業の現状についてのお話をしていただきました。また20128月の東北ツアーにて、四季彩菜工房さんを訪れ、東北での自然体験や美味しい食事を楽しみました。様々な体験活動ができ、家族連れにもお勧め。

☆四季彩菜工房HP http://shikisaisai.jp/

⑨「田舎郡 東北村」プロジェクト

応援品目:海の手山の手ネットワークの商品など

震災後、東北各地の生産者が集まり、「ご縁」と「結」をもとに始まった「田舎郡東北村」プロジェクト。正直なモノづくり「正品」と正しい消費「正費」を進める、バーチャル&リアルな東北村ショップです。東北の素敵なモノをウェブで購入できる他、様々なイベントも開催されています。

2012年高麗神社チャリティバザールにて、東北応援隊ブース内の東北村出張コーナーとして遊びに来てくれ、また夏には日高発の東北ツアーにて現地コーディネーターとして、被災地の方々と繋がりを作ってくださいました。東北の魅力を伝える「東北村」、あなたも是非、村民になってみませんか?

☆東北村HP http://www.tohokumura.com/index.html

⑩Get well soon

応援品目:パン、焼き菓子

福島県東白川郡棚倉町にある、自家製酵母のパン屋さんです。1999年のスタートから、安全でおいしいもの、食べた人が元気になるようなもの、を目指して丁寧に作られたパンやお菓子が人気です。白砂糖、卵、乳製品など動物性のものを基本的に使わず、自然のエネルギーを蓄えた材料を選び、より体に負担のないものを作っています。

震災後の暮らしが伝わるブログ http://blog.getwellsoon.shop-pro.jp/

⑪歌津の小野寺さん

応援品目:菊

宮城県歌津町の小野寺さんご夫婦。20128月に、東北応援隊のメンバーで出かけた東北ツアーにて、初めてお会いしました。震災当日の様子、ご夫婦の再開の時の様子、菊づくりを再開するまでの道のりなどを、明るく話してくださるお二人でしたが、高台移転が進まず新たな生活の見通しがたたずにいる大変さも伝わってきました。

小野寺さんの菊は、日持ちがよいきれいな菊です。機会を作りまとめて注文していけたらと思っていますので、ご希望の方は東北応援隊までご連絡を!

⑫快浴洗心の宿 旅館大沼

奥州三名湯の一つ、鳴子温泉郷に古くからある湯治旅館。東日本大震災直後は、この温泉郷の他の宿と一緒に被災地の方々を受け入れ、その後も畑作業などを通して、被災地の方々と繋がりを深めながら営業されています。

東北応援隊では、20128月の東北ツアー2泊目でお邪魔しました。「湯治とは自然の一部である人間が、温泉という大自然に浴することで、大地の力をいただき本来の自分を取り戻すということ」とは5代目湯守のご主人のお言葉。

源泉掛け流しの庭園露天風呂など、8つものお風呂と、心身に良い食事はもちろん、都合に合わせて選べる様々な宿泊プランや、魅力的なイベントにも注目!

 

☆旅館大沼HP http://www.ohnuma.co.jp/index.html

お問い合わせ

地域循環型の暮らしを進める

日高市民の会

~日高くるくるねっと~

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埼玉県日高市清流117

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