皮むき間伐!

5月から日高市日向地区にある清水美容室さん所有の杉山の間伐を始めました。

清水さんの先代が植えられたそうで、よく育っているものは直径60センチ位あります。しかし先の大雪の影響などもあり、傾いているもの、途中で折れているものも多くあります。清水さんに間伐したい木に印をつけて頂きました。いずれは雑木の山に変えていきたいと考えているそうです。

 

さて、今回は皮むき間伐という方法でやっています。この時期、木は水分をどんどん吸い上げており、今、伐採しても水分が多くて腐りやすかったり、腐らずとも乾燥と共に材が反ったり割れたりしすくなります。もちろん重い分、運ぶのも大変!

 

皮むき間伐は木が水分を吸い上げる時期を逆手にとって、木の皮の一部を剥いてしまうことで、水分を断ち、木を立ち枯れにさせてしまう方法です。一年半後の冬に伐採する頃には木の水分が抜けて、運ぶのも楽々!山の中で自然乾燥させた状態になり、反りや割れも出にくくなるのだそうです。

 

やり方はとっても簡単!ノコギリで円周にぐるりと切り込みを入れ、その切り込みから鎌や鉈を差し込んで木の皮を剥いていきます。水分が多いとかなり高いところまで剥けて、気分爽快!現れた美しい木肌にうっとり。

 

実際に木を切り出すまでには時間が掛かるやり方でスローな間伐方法と言えそうですが、そのゆっくりさがゆるやかに山の植生を変化させ、地滑り、土砂崩れなどの災害にも強いような気がします。小学生位でも充分できるのも魅力的。ぜひみなさん一度作業にいらして下さい。毎月第一日曜日の午前中に作業しています。

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